佐藤 健太さん(さとう けんた)/32歳。法人営業(メーカー系)出身。残業月40時間超の“手作業だらけ”を変えるためバイテックでAI活用を学習し、提案業務の自動化で残業を月10時間以下へ短縮。その実績を武器に“AI×業務改善”領域へキャリアチェンジ。
・稼働時間の割に評価は伸び悩み、将来への不安を抱えていた
・AIに興味はあったものの、どこから学べばよいか分からず独学では限界
・定型業務をAIで効率化 → 残業が激減し、提案や企画に集中できるように
・成果が目に見えて伸び、上司やクライアントから高評価を得た
・AIスキルを武器に社外プロジェクトにも挑戦。キャリアの選択肢が広がった
受講前の課題と当時の働き方
Q. まず、バイテック受講前の状況を教えてください。
当時は法人営業として働いており、提案書づくり・議事録・顧客メール対応に追われ、毎月の残業が40時間を超えていました。
それでも思うような成果が出せず、体力勝負の働き方に限界を感じていたのが正直なところです。
「このまま2〜3年後も同じやり方を続けているのでは?」という不安が大きく、現状を変えたいという気持ちが強くなっていきました。
AIスキル習得を選んだ理由
Q. そもそもの話になるのですが、なぜ“AIスキル習得”を選んだんですか?
「まずは今の仕事を楽にしたい」が出発点でした。
最初は転職とかよりも、目の前の業務を変えられるかどうかしか考えてなかったですね。
色々と情報収集していく内に、営業でもAIで文書作成や要約、データ整理ができると知って、実践課題をベースにマンツーマンサポート体制が整っているバイテックさんを選びました。
無料説明会で、自分に合った学習法から転職までのロードマップを作成していいただけたのも選択の後押しになりました。

忙しい中での学習の進め方
Q. 学習の進め方はどうでしたか?忙しい中でどう時間を捻出しましたか
平日は「通勤+朝30分/帰宅後60分」、週末は2〜3時間を全体に学習時間に充てるという形で進めていきました。
実際にスマホでも学習できたので、通勤などの時間をうまく活用できたかなと思います。
また、講師の方もかなりお尻を叩いてくれたので、最後までやり切ることができました。


▲ スマホでの学習イメージ
ー 中々日々の仕事がある中で、学習時間を作るのは難しいのかなと思うのですが、その点は何か工夫とかしたんですか?
かなり難しかったですが、「ここでサボったら今の業務の工数も変わらないし、今と同じ生活が続く」と考えると、正直ゾッとしました。
だからこそ途中で投げ出さず、講師の方と一緒にスケジュールを立て、進捗を管理しながら、しっかりと学習を継続することができました。
日々、業務でAI活用できる幅が広がる
Q. 実際にバイテックを受講してみてどうでしたか?
個人的には、実践の多いスクールだと感じました。
ベースとなる動画で基礎や応用を学んだあとは、課題フェーズに入るとまさに“実戦の連続”で、かなり鍛えられた感覚があります。
また、毎回の課題が自分の業務課題に直結していたので、学んだその日に実践できるという良い循環が生まれていました。
結果として、要約・レポート自動化・分類といった小さな改善が積み重なり、気づけば日を追うごとにAI活用の幅が広がっていったように思います。
ー バイテックは課題が多いですねもんね(笑)
はい笑。
最初は自分にできるかなと不安の方が大きかったですが、学習していくと実践やらないと全く意味ないんだなと思うようになり、かなり前のめりに課題に取り組めた気がします。
体感としては、課題のおかげで「手作業のムダが見える → 小さく自動化 → 成果が出る → さらに応用」のループが高速に回りました。
工数削減ができるだけじゃなく、提案の質や対応スピードも上がり、仕事の仕方自体が変わったと感じています。
業務インパクトと残業削減の効果
Q. 業務への数字的なインパクトはどのくらい出ましたか?
これでも実際に意識して測らないといけないので大変でしたが笑
提案書作成は平均90分→20分、議事録整理は30分→5分に短縮できました。
他にもメール対応も平均20分→5分に短縮など細々としたもの入れると、トータルで2-3時間ほど1日の業務の工数削減ができました。
1日の2-3時間ですからね。もう、最高です笑
ー すごいですね(笑)次にやってみたいことなどありますか?
人間の欲って怖いもので、ここまでできるようになると「もう全部自動化してやろう」と思ってしまうんですよね(笑)。
今はレベルの高い内容にも挑戦していて、「ノーコードエンジニアコース」でDifyやGASなどを学びながら、ツール連携によるワークフローの自動化にも取り組んでいます。
とはいえ、振り返ってみると、やはり一番のきっかけは“業務が楽になったこと”でした。そこから少しずつ視野が広がっていった感覚です。


▲ DIfyの課題
効率化からキャリア転換へ繋げた戦略
Q. そこからキャリア転換へは、どうつながったんですか?
まずは現職の中で“小さく効果が出るAIでの業務改善”を積み重ねて定量的に見える化をしました。
提案書作成や議事録整理の時短効果を、作業前後の工数・品質・リードタイムで記録することを習慣化していきましたね。
そこから不動産関連のDX推進を行なっている部署の求人を探して、応募し面接まで進みました。
面接ではかなり前のめりに「こういうことできるか?うちに最適なAIは?」など聞かれたので、AI人材の確保に関してはどこも困っているのかなと思いました。実績のおかげもあり採用していただくことができました。
結果として、AI×業務改善領域でのキャリア機会が広がり、今後フリーランスになるのもありかなという選択肢も持てるようになりました。
転職活動で重視した企業選びの軸
Q. 転職活動で意識した“企業選びの軸”は?
実際にAIを学んでいく中で、講師の方から
「社長がAI導入に前向きで、チャレンジできる環境の企業の方が、佐藤さんのスキルをより活かせます。そこを軸に考えてみましょう」
とアドバイスをいただきました。
その言葉をきっかけに、自分の中で次の3つを軸に考えるようになりました。
転職の先に意識した3つの軸
- 1,全社で積極的にAIを活用しようとしているか?
- 2,社長・役員がAIに前向きか
- 3,デジタルツールの導入はしているか?
基本的には、全社的にAIに対して前向きでないと、なかなか物事が進まないということです。
特に、社長自身がAIの動向をキャッチアップしていて前向きだと、仕事が非常にしやすいと講師の方にアドバイスをいただき、それも軸の一つに入れていました。
また、大前提としては、チャットツールなどを含め、ある程度デジタルの基盤が整っているかどうかも重要なポイントでしたね。
ー なるほど、この3つを軸に転職先を探したんですね。
はい。実際に面接を受けてみないと分からないことの方が多かったので、事前に企業情報を調べたうえで質問を準備し、自分でもしっかり判断できるようにしていました。
最終的に採用いただいた会社は大手ではありませんが、代表の方がAIに強い関心を持っており、とても前向きな姿勢だったので、環境としては理想的でした。
バイテックのサポートで印象に残ったこと
Q. バイテックのサポートで印象に残っていることはありますか?
講師との面談と実践課題ですかね。
面談もこちらから予約するスタイルではなく、面談時に必ず次回の日程を決めて進んでいく仕組みだったので、いい意味でプレッシャーを感じながら「次回までにここまで仕上げよう」という意識で取り組むことができました。
実践課題はどれもリアルな業務を想定した内容ばかりで、個人的にはとても楽しく取り組めました。
自分の業界とは違うテーマにも挑戦させてもらいましたが、業種や業界が違ってもゴールは同じで、アプローチの仕方が変わる点が面白く、AI活用の奥深さを実感することができました。
ー ちなみに学習をスタートしてから1ヶ月はどうだったんですか?
全然進められませんでした笑
あの時は仕事を言い訳にしてしまい、なかなか学習の時間を確保できず、目標の進捗にも届かない日々が続いていました。
そんな中、バイテックさんの方からカウンセリングの機会を設けていただき、改めてスケジュールの立て方や目標設定について話し合うことができました。
そこでスイッチが入った感覚があり、それ以降は順調に学習を進めることができました。
現在の業務と今後の目標
Q. いまの仕事と、今後の目標を教えてください。
現在は社内の生成AI推進チームとして、顧客の営業・バックオフィスの自動化を設計しています。
次の目標は、現場で回る運用設計テンプレを複数業界で再現可能にして、フリーランスとして独立することですかね。
将来的には、AIの素晴らしさを多くの人に知っていただくと同時に、企業や個人が抱える課題をAIで解決できるようサポートしていけるような、AIコンサルタントになりたいと考えています。
これからAIを学ぼうと思っている人へのメッセージ
Q. これからAIを学ぼうと思っている方へメッセージをお願いします
実際に何からAIを学んでいいかわからない人が大半だと思うので、まずは身の周りの業務を楽にすることをゴールにすることから始めるのがいいと思います。
AIの使い方も多岐に渡るので、業務の改善に使えますし、副業で使うこともできちゃうので迷っちゃうじゃないですか。
成果が出れば自信がつき、選択肢も増えますし、色々な企業がAIの活用に関しては頭を悩ましているので自ら小さな改善からでいいのでAIで業務の効率化をするところから始めていただきたいです。
毎日コツコツやっていれば、いずれ大きな結果となって帰ってくるので。
Q. バイテックの受講を検討・迷っている人へのメッセージはありますか?
個人的な意見ですが、AIのスキル自体は正直、YouTubeなどでも学べます。
ただ、実践的な使い方は環境によって本当に異なるので、独学だと「自分の業務にどう当てはめればいいのか」が全然わからないんですよね。
でも、本当に実務で成果を出せるレベルでAIを活用したいなら、プロから体系的に学ぶのが最短ルートだと感じます。
